『gossip代表 タキタから皆さまへ御礼とご挨拶』

タキタから皆さまへ御礼とご挨拶~message from Rie Takita, gossip owner』

6年前の2010年、みなさんはどこで、どんな生活を送っていましたか。

わたしは、その年、東京の表参道に、『ゲイカルチャーカフェ gossip』 をつくりました。

”LGBTという言葉が今ほど一般的ではなかったころで、「LGBTフレンドリー」ではなく、総称して「ゲイフレンドリー」という言葉を使っていました。

店をつくる企画の段階で、どんなことをしたいのか、どんな店にしたいのか、を人に説明したとき、「ゲイバーを始めるのか」、「ゲイという単語を使うのは日本ではまだ早すぎるのでは」、「gossipという言葉は、いいイメージがないから考え直したら」などと、あまり理解をされず、否定的なコメントも少なくはありませんでした。

それでも自分なりのペースとこだわりで動き続けて、2010年の10月にgossipのオープンが決まりました。

「どうしてgossipをつくろうと思ったのか。」 と 「なぜこの場所(表参道)を選んだのか。」 は、取材インタビューやお客さまから、最もよく受けた質問です。

サイトにあげている『原点』にはこう書いています。 『セクシャリティよりパーソナリティ ~ gossip を作りたいと思った理由を書きます。 ヤングやキッズの中には、自分の性認識が原因で将来を悲観し、彼らの自殺率は平均より高いというレポートがあります。セクシャリティが人と違う事だけで、 どうしてそんなマイナスな人生を送る事になるのでしょうか。「そんな事は気にならないし、気にしない。偏見無く、特化せず。どんな人も同じ空間で過ごしている」そんな「普通な場所」があって良いと思ったのが最初です。 大切な事はセクシャリティより、パーソナリティ、とあたりまえに感じている人がこんなにいるんだ、と安心できる場所。そんなヤングやキッズが、親類縁者や親御さん、ご友人と堂々と行ける場所。 そして親御さんも安心できる場所。 これが「普通」でかっこいい大人達の集まる gossip のありたい姿です。』 この文章は開店時からずっと公開しています。


どんなセクシャリティの人も、どんな年齢の人も(オーバー80でも、アンダー10でも)、どこ生まれの、どこ育ちの人でも、だれもが安心して同じ空間で過ごせる場所。明るいうちから営業していて、お酒を飲まなくても、ひとりでも、二人でも、誰に気兼ねなく行ける ”普通の店”。 そんな店が現実に東京に存在するんだよ、と言えたなら。 ”そんなこと” で思い悩む人たちに向けて、少しでも前向きなメッセージを送れるのではないかう信じてgossipをつくる準備をし、開店し、営業をしてきました。

 

そして今、『ミッション・コンプリート。任務完了。』 の気持ちから、店を閉じることを決めました
今月831日がgossip最終営業日になります。


この6年間で、いろいろなことが変わりました。「LGBT」 や「同性パートナー」などの言葉をメディアや企業が頻繁に使うようになり、これからは学校や家庭でも、もっと理解がすすんでいくのではないでしょうか。同性婚法制化を祈願して、お客さまと作った『同性婚法制化祈願だるま』に目をいれることは、残念ながらまだできていませんが、その日は近いと信じています。

6年間ほんとうにたくさんの人と出会い、言葉を交わしました。 gossip に足を運んでくださった皆さに心から御礼申し上げます。

明日”という字は”明るい日”と書く。 生きてさえいれば、いつかきっと生きていてよかったと思う日が来る。ぜったいに。
LGBT
であることは、もうゴシップではありません。 また会う日まで、お元気で!
2016
8月 青空の日に。
gossip
代表
タキタリエ

< English >

Where were you six years ago, back in 2010. How were you spending your life?

I opened a “gay culture cafe ~ gossip” in Omotesando, Tokyo.

It was when the word “LGBT” not widely used as it is today, so I used the word “gay friendly”, not “LGBT friendly”.

In the preparation period I talked to various types of people, explaining why I wanted to open ”gossip” and how I wanted the place to be. However most of the feedback I received was far from positive and understanding, like “so you want to open a gay bar?”, “isn’t it to soon to use the “gay” word in Japan?”, “the word “gossip” does not have a good impression, you should reconsider.”

Whatever. I kept on moving at my own pace with my own passion, and it was October 2010 when “gossip” was opened in Omotesando, Tokyo.

The two top FAQ I received through the years were; “What made you open this cafe.” and “Why did you choose this area.”

Here is what I wrote in 2010. It matters personality, not sexuality. ~ This is the reason I opened “gossip”.“Higher suicide rate in sexual minority group is one of the main reasons I wanted to open “gossip”. To me, who you are or who you love should never be a reason to end your life.
There should be an “ordinary place” where every single person can feel ease and safe, where you do not need to worry about your sexuality, your age, your nationality, or anything. It is the place where you want to bring your friends and your family, and where they can also feel ease and safe. This is what i want “gossip” to be.”

If i managed to open this kind of place and tell the world that it actually exists in Tokyo, I am sure that it would form a strong message. So I spent some years to prepare and opened “gossip” in 2010.

 

Now it’s 2016. My mission has been completed and I have decided to close “gossip” this summer.
The date is 31st August 2016.


In the past six years, things have changed a lot. Media and companies have started to use “LGBT” or “same sex partner” words, and now schools and families should follow.

gossip and friends” made “daruma dolls” wishing legalizing same sex marriage in Japan few years ago and they are still waiting for the good news which I believe to arrive very soon.

During the six years, many people came to “gossip” and we talked a lot. So many good words have been given to us.
Thank you very much and thank you for your precious time spent in “gossip”.

In Japanese kanji, the word “tomorrow” writes a “bright day”. If we do not give up living, one day you will have your own bright day, I am so sure.

Being LGBT is no more “gossip”.
Until then and Sincerely yours,
gossip
Rie Takita