【コラム】 映画レビュー 「17歳にもなると」

第26回レインボー・リール東京~東京国際レズビアン&ゲイ映画祭~ (2017年7月8日~17日開催)

今年は、上映作品、全作品を鑑賞(完鑑賞)してきました! 感想をアップします。


17歳にもなると
英題:Being 17
原題:Quand on a 17 ans
監督:アンドレ・テシネ
2016|フランス|116分|フランス語、スペイン語
★日本初上映
※在日フランス大使館/アンスティチュ・フランセ日本後援作品

フランス映画です。主人公は家庭環境がまったく違う10代の同級生男子二名。それぞれ親たちとの関係は良好で優しくていい子たち。でもこの二人、すれ違えば喧嘩を仕掛け合い、目が合えば接近戦で睨み合う、だって彼らはタイトル通りの17歳。お互いが気になる熱い気持ちはこんな風にしか表現できないんだもん、と茶化したくなるくらい、おいおいなんでそこでいきなり相手を蹴るのさ!? の連続ですが、季節がゆっくり移り変わるピレネー山脈を背景に、牛たちの世話の場面は厳しくも豊かで、また遠地駐在中の父親とのビデオチャットの場面には愛が溢れていて、「二人」と日常がぐっとひとつにまとまった、「いい映画」でした。
個人的には、ある人を訪ねに行って牛小屋見学をして帰ってきたエピソードが好きでした。もう一回見てもきっと楽しめる、そんな作品です。