【コラム】 映画レビュー 「フィニッシュ・ホールド」

第26回レインボー・リール東京~東京国際レズビアン&ゲイ映画祭~ (2017年7月8日~17日開催)

今年は、上映作品、全作品を鑑賞(完鑑賞)してきました! 感想をアップします。

フィニッシュ・ホールド
英題:Signature Move
監督:ジェニファー・リーダー
2017|アメリカ|82分|英語
★日本初上映
※アメリカ大使館後援作品

タイトル「フィニッシュ・ホールド」の意味は「決め技」だそうで、なるほど、パンフレットの写真はレスリングマスク同士のキッスですから、どうみてもスポーツ恋愛物なのですが、実はこの二人は揃ってリングに上がるわけでも、ライバルでもなく、母親と二人暮らしで趣味でレスリングのジムに通う弁護士ザイナブと、お母さんが元レスラーという家庭で暮らすメキシコ系アメリカ人のアルマのストーリー。

舞台は米国シカゴで、パキスタンから来たザイナブのお母さんは、アルマのお母さんとは対照的にとても保守的。それがやや重荷なザイナブですが、それでも母親の持つ価値観と文化を心から尊重していて、それがアルマとの関係に影響がでてきて。。。ここからの展開がとてもよくて、ありがちな「どっちが大切、どっちを取るの」展開にはならず、お互いも周囲も上手に折り合って、ユーモアたくさんのしあわせな「いい映画」でした。
今回、プロレスとか興味ないからなー、と鑑賞リストから外した皆さんも機会あればぜひご鑑賞を。
映画の中で、あなたはVIPかと聞かれたザイナブのお母さんの答えがサイコーでした。そしてお母さん、お父さんのメッセージが聞けてよかったですね、ほんとうに。