【コラム】 映画レビュー 「僕の世界の中心は」

第26回レインボー・リール東京~東京国際レズビアン&ゲイ映画祭~ (2017年7月8日~17日開催)

今年は、上映作品、全作品を鑑賞(完鑑賞)してきました! 感想をアップします。

英題:Center of My World
原題:Die Mitte der Welt
監督:ヤーコプ・M・エルヴァ
2016|ドイツ、オーストリア|115分|ドイツ語、英語
★日本初上映
※ゲーテ・インスティトゥート/東京ドイツ文化センター後援作品

サマーキャンプから帰ってきたフィルは、夏休みを地元で過ごす。久しぶりに戻った町は、大きな台風があったらしく様子が変わり、家の雰囲気もなんだか変。学校ではなにかを仕出かしそうなイケメン設定のニコラスが新入生で入ってくる。
いろんなことが起きて、いろんなことが分かる夏休み、自分にだけ「世界の中心」がないような気がする。お母さん、お姉ちゃん、近所の女性カップル、みんなフィルを心から大切に思ってくれているけれど、自分自身の「中心」はいったいどこにあるのだろう。ひとり立ち止まって、周りを見回してちょっと不安になる瞬間を思い出すような作品でした。

追記。とはいえ、舞台は静かな湖畔の落ち着いた家族、では決してなく、登場人物の設定がそれぞれ濃い目で、たくさん詰めこんだ印象の映画です。