【コラム】 映画レビュー 「ワンダーウーマン」

うぉーっ! かっこいい!

米国での評判がとてもよいと聞いていたので、期待度が日々高まっていた映画「ワンダーウーマン」。8月25日の一般公開前に試写会に行く機会があり、こころワクワクで行ってきました。

主人公ダイアナが住むセミスキラ島(パラダイス島)は女性だけが住む美しい島。 そこではダイアナの母親であり、女王であるヒッポリタとその妹アンティオペ将軍の指揮のもと、外部からの攻撃に備えて連日ハードな訓練が続けられている。 まだ子どものダイアナは女王にかくれて戦士たちの訓練風景をのぞき見るのが好きでいつか自分もその一員になる日を楽しみにしている。
年月がたち、アンティオペ将軍を倒せるほどの力をつけたダイアナは、ある日「外の世界」から飛行機が不時着してくるのを目撃し、パイロットの救助に向かい、この出来事をきっかけに王女ダイアナの人生は大きく変わっていく。

いわゆるアクション映画の戦闘シーンでは同じような動きが続き、見飽きてしまうこともあるのですが、このセミスキラ島の戦闘シーンはどれもこれも美しく、特に馬で海岸を走りながら敵に向かう戦士たちのお姿は忘れられない名シーンです。 監督はシャーリーズ・セロンがアカデミー主演女優賞を受賞した「モンスター」(2003年)を撮ったパティ・ジェンキンス監督で、 「ワンダーウーマン」は監督の長編2作目だそうです。 前作から結構時間がたっていますね。

閉鎖された世界で生きていたけれど、決して狭い視野の持ち主ではなく、外の世界のことも自分の境遇も十分理解し、親や誰とも自分を比較せずただ自分の信念に基づいて、使命を貫いていくダイアナ。 一緒に行動する人たちや、途中立ち寄る村人たちに対しても感情豊かに接し、単独でも誰とでもそんなことは関係なく前だけを見て、なにが飛んで来ようとひたすら前進していく姿に、誰もが無条件で「かっこいい!」 という言葉を使ってしまうことでしょう。 映画のタイトルはスーパーヒーローの「ワンダーウーマン」ですが、これは「ダイアナ」のストーリーです。

よい知らせは、パティ・ジェンキンス監督で続編の制作が決まったそうです。次の作品ではぜひダイアナに今回経験した外の世界情勢を女王と民に伝えるために、いったんセミスキラ島に戻っていただき、島での恋愛模様を絡めた脚本でぜひよろしくおねがいします。

「美しく、ぶっ飛ばす。」 というコピーや、アイドルを使った宣伝は置いておいて、アメコミやアクション映画には特に興味がない人も、ぜひ鑑賞してみてください。 「いい映画」です。