【コラム38】「2015な寓話」 | web gossip

【コラム38】「2015な寓話」

gossip ニュースレター vol.38/2015 10月号

「2015な寓話」

10月10日にgossipは開店5周年を迎えました。
改めまして、店に足を運んでくださるお客さまおひとりおひとりにお礼を申し上げます。
ありがとうございます。これからも引き続きご愛顧のほどどうぞよろしくお願いいたします。

今回のコラムでは、友人が出版に関わった本 『穴のあいた桶』(Pot with the Hole)の一節がとても印象に残ったので、ご紹介します。

今年の9月に出版されたこの本は、『世界250都市で開催された講演会で1500万人の心を打ち、ネルソン・マンデラ氏、ヒラリー・クリントン氏と並んで、アジア・パシフィック・ブランド財団より特別功労賞を受賞した著者の、世界初の言葉集。』 分類でいうと『哲学・思想』に分類される本です。

本の帯の『親愛なる世界中の穴のあいた桶たちへ あなたのその穴は、才能なのかもしれない』を見て、”自己啓発本か…”と敬遠する向きもあるやもしれません。が、『子どもも読める言葉と寓話』でもあるので、ご興味ある方、ぜひ手に取ってみてください。

私が気になった話、『カメ一家のピクニック』をご紹介します。
母カメ、父カメ、兄カメ、弟カメの一家4カメがピクニックに出かけます。やっと目的地に着いた一家は栓抜きを忘れたことに気づき、母は兄に家に戻って取ってきてくれと頼みます。兄は自分がいない間に弟がサンドイッチを全部食べてしまうに違いない、としぶるのですが、父のおまえの分は取っておく、の言葉に納得し、家に戻ります。
ところが兄は一週間以上戻ってこず、お腹の減った弟は兄の分のサンドイッチを食べたくなってしまいます。駄々をこねる弟に親たちは仕方ないから食べてもいいよ、とゴーサインをだしてしまいます。喜んだ弟がサンドイッチを口にしようとしたその瞬間。
やっぱり自分のサンドイッチを食べる気だ!と、ずっと木陰で隠れて見ていた兄が飛び出してきた。という話です。

私はこの兄カメの行動はちょっと新しいな、と感じとても興味を惹かれました。

今までの寓話だと兄カメの行動は、『家に戻る途中、なんらかの誘惑にかられて寄り道してしまい、栓抜きを取りに戻るという与えられた仕事をうっかりもしくは意図的に忘れる』または、『戻らない兄カメを心配した弟カメが、兄カメを追いかけて家に戻ることになり、そして。。。』もありそうです。

『与えられた仕事を放棄して現場にとどまり、弟のわがままと親の裏切りが絶対に起きると信じこみ、今か今かと物陰から監視し続けた』兄カメ。
自分のサンドイッチが食べられてしまう=起きてほしくないことに対して、いつしか、”ほら食えほら食え、その瞬間を捕まえてやるぞ、と起きてほしくないことが起こることをむしろ待ち望んでしまう兄カメ。

そんな兄カメに、「おいおい、サンドイッチが食べられちまう前に、早く栓抜きを取りにお行きなさいよ」、と思いながらも、振り返ってみると自分の中にも『兄カメ』が見え隠れしていた(敢えて過去形)気がします (この期に及んで断定しない)。

ラワットさんは「この話はまるで今の世の中のようである。お互いのことを疑っているから、力を合わせることができず、迫る深刻な問題を解決することができない。」と書いています。そして「一人ひとりが自分自身の理解を高め、できることを実行し、力を合わせて今迫っている問題を解決すべき。」だと。
まずは自分自身の理解を高めること。 私は兄カメの存在を認めることから始めます。

では、次回もお楽しみに。
タキタリエ

参考資料:
Pot with the Hole 穴のあいた桶 プレム・ラワット著 Prem Rawat http://www.premrawat-japan.com/

プレム・ラワットは1957 年、インド北部の生まれ。幼い頃から、「すべての人の心の中に、生まれながらにある平和」について語りはじめました。1971年6月、13歳の時に初めてインドを出発。以降、休むことなく世界中で講演を続けています。
40数年間に世界250以上の都市で講演を実施。1,500万人以上の人々が聴講しました。講演の内容は75カ国語に翻訳されています。2011年に故郷インド・ビハール州の屋外特設会場で開かれた講演会には、50 万人が集まりました。

— English —
「fable of 2015」

On 10th Oct, we had the 5rh year day since we opened “gossip” in 2010.
I would like to thank each one of you who drop by here.
Thank you very much.

In this column, i would like to introduce a book called “Splitting the Arrow ~ Understanding the business of Life” by Prem Rawat which some of my friends are involved in making and publishing.

“This book blends excerpts from the author’s speeches at live events and forums with a number of new and unique stories. It provides an easy to understand message, with a light-hearted element, for those looking to gain a new perspective on life, work and relationships”

Yes, it may sound like, and it may actually be called a “personal development book”, but some review say this book is good for children, so i would rather use the word “fable”.

The most interesting fable in the book is called “Picnic of a tortoise family”

One day father and mother tortoise and two brothers went to a picnic. After a long walk, they reached the place but they found out they forgot the bottle opener. Father asked elder brother to go back home and bring the opener. He says no, because he thinks younger brother will eat all the sandwiches while he is away. Father promised that will not happen, and so he leaves for home to bring the opener.

After one week. elder brother is still away, and younger brother can not help eating the rest of the sandwiches and parents says finally OK.
At the very moment that younger brother eat the sandwiches, the big brother who had been hiding in the bush watching them from a distance, jumped out of the bush yelling “I knew, i knew this would happen!”

i found this very interesting because the elder brother chose to hide in the bush waiting for the worst thing happen in front of him. He knew that will happen, so he wanted to prove he is right. For him. that was the only and the most important thing.

I thought this typle of the ending is very new. Normally in the books i read before, the elder brother will try to go home but on his way he meets some attractive and tempting incidents and he forgets about the opener.

But in this book, he does not trust his family and finally he could “prove” that he was right. But then, what did he gain actually ?

The auther writes “This story is like today’s story. Because you doubt each other, you can not work together and so solve the coming serious problem is impossible. ”
If you are interested in this story. please check the book at the bookstore. Hope you find your own story in this book.

Thank you for reading,
RT

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