連鎖を断ち切る | web gossip

連鎖を断ち切る

今月になって「著名人がうつ病で自殺」というニュースが続き、なんとなく気持ちが落ち着かない人もいるかと思います。私もその一人です。

ディスカバリーチャンネルの「アンソニー世界を喰らう」で知られるアンソニー・ボーデインさんは60代、亡くなったフランスは仕事で訪れていました。ファッションデザイナー、ケイト・スペードさんは50代、オランダ王妃の妹イネス・ソレギエタさんは30代、4月に亡くなったDJのアヴィーチーさんはうつ病との関連は不明ですが20代でした。

さっきまで普段通りに生活していた人が、急に亡くなったと知ると、直接のきっかけになった何かがきっとあるはずだと思ってしまいがちです。だってあんなに元気そうだったのに、病気なのは知っていたけれど最近は調子よさそうだったのに、と。
私も「アンソニー世界を喰らう」のアンソニーが仕事先のホテルで亡くなった、と聞いた直後は「仕事先のホテルで?」と思ってしまいました。

でも、何事にも必ずしもはっきりした原因があるわけではないし、原因は一つとは限りません。
昨年7月にロックバンド「リンキンパーク」のチェスター・ベニントンさんが亡くなった後、妻のタリンダさんは、病気のことをもっと知ってもらいたいという気持ちから、亡くなる数日前のホームビデオと共にこんなメッセージを投稿しています。「これを見せれば、鬱には兆候もムードもないのがわかるでしょう」「彼が亡くなるほんの36時間前、鬱は私たちにはこう見えた。」

アメリカでは、一連の報道やお悔みの記事の最後に、自殺防止ホットラインなどの連絡先が記載されていることがよくあります。単なる報道に終わらせず、防止に繋げて連鎖を断ち切ろうとする姿勢が明確です。日本では昨年から主な検索サイトで相談機関の連絡先が別枠で表示されるようにはなっていますが、何かを求めている人が「自殺」という言葉を使って検索することに頼るのではなく、報道と同時に積極的な防止への協力をしていくメディアが増えることを期待したいです。

Googleでの検索結果
相談先のご案内 日本: 0570-064-556 こころの健康相談統一ダイヤル
時間: 都道府県によって異なります。言語: 日本語
ウェブサイト: www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000188968.html

厚生労働省 自殺対策
http://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/hukushi_kaigo/shougaishahukushi/jisatsu/index.html

参考資料:
チェスター・ベニントンの家族、亡くなる2日前の映像を公開
https://www.barks.jp/news/?id=1000146953

Googleなど検索7社、自殺予防で連携強化 座間市の事件受け
http://www.itmedia.co.jp/news/articles/1712/18/news099.html

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